【ボスが残してくれたもの】ボスと私とバケツプリン①
今日はプリンの話です。それも「バケツプリン」!
私にとっての「バケツプリン」は「ボスが残してくれたもの」なのです。
ということで、ここから数本に渡ってプリンの話をします。(読まなくていいです)
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それは、2019年のある日のことでした。
ひょんなことから、友人と「バケツプリンを作ってみよう」という話に。
でも、ドンキで買えるようなバケツプリンキットとか、プリンの素を使うのは面白くない。ゼラチンを混ぜ込んで安定させるのもなんか違う。
ボスらしく言えば、「アタッキングじゃない」ということで、卵と牛乳と砂糖だけでバケツプリンを作ってみよう!ということになりました。
ネットで検索してみると、「炊飯器でカンタン!バケツプリン」とのレシピが!そして所要時間は15分とのこと。アタッキングでスピーディ。まさにボスのフットボール。迷わず調理スタートです。
......がしかし!材料を混ぜ終え、炊飯器のスイッチを押す直前でアクシデント発生。
レシピにあった「所要時間15分」というのは材料を混ぜたりする「作業時間」のことで、炊飯器での加熱+冷蔵庫での冷却という「待ち時間」を合わせると実は約8時間かかることが判明しました。
しかも、この時点で23時を回っていたので翌朝までプリンにありつけないことが確定。
かといって、ここまで来たからには引くに引けません。ボスのアタッキングフットボールが実を結ぶのに時間がかかったように、アタッキングなプリンの完成にも時間がかかるようです(言ってやった言ってやった)。
座して待ちます。
ーー数時間後(AM3:00ごろ)
炊飯器での加熱が終了。ここからは冷蔵庫で冷やす工程です。ですが…
この時点でのプリン液は、お世辞にも「固体」とは言えない柔らかさ。ってか液体のまま。
「まぁまぁまぁ、冷蔵庫で冷やせば固まるよね!......よね??」
一人暮らし用の小さな冷蔵庫に炊飯器の釜をむりやり押し込み、再び待ちます。
(寝ました)
ーーーさらに数時間後(AM8:00ごろ)
もう朝です。
「いよいよ夢のバケツプリンにありつける!」ワクワクしながら冷蔵庫オープン。
「......!」
「......???」
「......うーーん、これは皿にひっくり返そうもんなら大惨事だよね?」
「そうだね...」
「......」
「......」
ダメでした。目の前に現れたのは、炊飯器釜いっぱいのミルクセーキでした。
その後の苦悩は言うまでもありません。
甘い。そして何より多い。なんかお腹の調子悪くなってきた...。
(みなさんも寝起きに大量のプリン/ミルクセーキを食べるのはやめましょう)
しかし、この失敗で挫けているようではマリサポの名が廃ります。
「もっとアタッキングに」
「みんながワクワクするような」
「みんなが語りたくなるような」
そんなバケツプリンを作らねば。
こうして、ほろ苦い経験から「ボスと私とバケツプリン」の物語は始まったのでした...
(つづく)
-----(以下フォトギャラリーです)-----
加熱を終え、炊飯器をオープン。あれ...?
冷やせばなんとかなる...?